あざぶ科学教育クラブ
教職課程の研究室を母体に2017年からサークルとしての活動をスタートさせたのが、あざぶ科学教育クラブです。
実際に理科の教員になったときのために実験や観察をしたり、授業のネタになるような野外活動をしたりすることが、その主な活動。
教職の授業ではカバーしきれない体験を通して、将来、教員になったときのスキルアップにつなげていくことが活動の趣旨となっていますが、それ以外にも、科学を中心に理科のさまざまな分野に興味がある学生たちが、お互いの知的好奇心を刺激し合いながら、それぞれの知識を深めていくことができるサークルをめざしています。
活動は不定期ですが、学生たちの希望に応じ野外活動をしたり、実験を行ったりしています。これまで行った野外活動としては、江ノ島水族館のバックヤード見学や動物園での動物観察。大学の屋上を使った天体観測では、自分たちのもっている知識を用いて推測しながら、コンパスを使って、土星の環や金星の衛星、さまざまな星座を見つけていきました。
最近の活動として印象深いものは、相模川での水生生物調査&火起こし体験。実物をはじめてみる生き物がたくさん見つかったり、なかなか火が起こらなかったりと、新たな発見にあふれた楽しい時間を過ごすことができました。
そして、活動の一番の特長といえるのが実験。学校の理科の教科書にのっていても、これまで挑戦することのできなかったさまざまな実験に、自由に取り組むことができます。
実際にやってみると、教科書通りにやってみても、日によって出る結果が違ったり、うまくいかなかったりすることも。
ただ、たとえ失敗したとしても問題はなく、レポートの提出も不要。なぜ失敗したのか、その原因について自分の知識をフル活用しながら考察し、そこからまた新たな発見をしていくという、科学本来の楽しさを追求できるのが、他のサークルにはない魅力となっています。