麻布大学

クラブ・サークル日記 Vol.009

Vol.009動物たちが置かれている現状を
現場を体験しながら考えていく

tier~人と動物の関係を考える

興味はあってもかかわる機会の少ない イヌの譲渡会で定期的にお手伝い

 サークル名の「tier」とは、ドイツ語で「動物」という意味。人と動物が共生していく過程で生じるさまざまな問題について勉強しながら、人と動物のよりよい関係を考えていくサークルです。

 さまざまな活動の柱になっているのが、イヌの譲渡会のお手伝いです。現在、毎月2回のペースでお手伝いさせていただいているのが、「小さな命を守る会」というボランティア団体の活動。飼い主のいないイヌを一時的に会員の家で預かり、定期的に開催する譲渡会でその譲渡先を探す活動に携わりながら、人と動物の関係について学んでいます。

新しい飼い主さんに引き取られていく その瞬間を見られるのが一番の喜び

 譲渡会では、準備や片付けのほか、イヌを放しているサークルの中でのトイレの世話、あるいはイヌたちの散歩などをお手伝い。そうした活動の中でさまざまな発見がありますが、たくさんのイヌたちと間近でふれ合うことができるのも大きな魅力です。

 特に、新しい飼い主さんとイヌを引き合わせるお手伝いをしていて、実際に引き取られていく瞬間に立ち会える喜びは、なにものにもかえがたいものがあります。その後、引き取られたイヌが飼い主さんにつれられて譲渡会に遊びにきたとき、イヌが自分のことを覚えていてくれていたときも、非常にうれしく感じます。

大学ではふれあうことのできない たくさんの動物たちに会いに行く!

 また、合宿などを通した部員の交流や、動物とのふれあいを目的として動物関係のレジャー施設に行くイベントも企画しています。
 これまでに、町田市庁舎で行われたイベントでは小さな命を守る会のブースのお手伝い、動物愛護フェスタのお手伝い、こどもの国牧場、横浜動物愛護センター、那須どうぶつ王国、盲導犬育成施設の見学などを実施。

 ほかにも、カワウソやウサギなどとふれあえる動物カフェを訪れるなど、小動物から大動物まで、多様な動物たちと間近でコミュニケーションがとれる機会を、今後もさらにつくっていきたいと考えています。

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